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FXトレーダーへの道  ドル円   [FX]

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FXへなちょこトレーダー日記

【ギリシャ協議が決裂して、リスク回避の流れに】
先週末26日の為替市場は、27日のユーロ圏財務相会合の結果を見極めたいとの思惑から様子見ムードが広がり、動意

に欠けた展開が続きました。

ユーロは、ギリシャの金融支援をめぐってギリシャと債権団とのぎりぎりの交渉が続く中、ユーロ圏財務相会合で合

意に達しないようならギリシャがデフォルト状態に陥る可能性があるため、じり安となって推移しました。

一方、ドルは、米経済指標の好結果を受け、米長期金利が急上昇して2.5%の節目に近づいたことから、ドル高が進行

しました。

ドル円は、米長期金利の上昇を背景に買い優勢の展開が続き、その後に発表された6月ミシガン大学消費者信頼感指

数(確報値)が予想を上回って速報値より上方修正されたことから123.90台までの高値をつけて、129.80台で引けて

きました。

ユーロドルは、27日のユーロ圏財務相会合の結果を見極めたいとの思惑で手控えムードが続く中、米長期金利の上昇

を受けたドル高の流れで1.1120台まで売られ、1.1170台で引けてきました。

ユーロ円は、ユーロドル相場のユーロの動きにつれて137.80台まで売られたものの、27日のユーロ圏財務相会合の結

果が判明するまでは円高がー段と進む状勢にはなかったため買い戻され、138.30台で引けてきています。

ギリシャを巡る情勢では、債権団から5か月の救済プログラム延長が提案されたものの、ギリシャ政府がこれを拒否

しました。

逆に、ギリシャ政府は、債権団との合意事項を7月5日に国民投票を実施すると表明し、1か月間のプログラムの延長

を要請したものの、27日、ユーロ圏財務相会合はこれを拒否したことから交渉は決裂し、ギリシャ救済プログラムが

30日に終了することとなって、混迷の度を増してきました。

また、ギリシャ政府は、救済プログラムの30日終了を受けて、29日から銀行休業など資本規制に打って出ました。

銀行休業が国民投票後も続くようなら、ギリシャ金融機関は危機的状態に陥ることになり、破綻する銀行も出てくる

ことは容易に想像できます。

今日は、ギリシャ懸念がこの土・日で一段と強まったことから、ドル円、クロス円、ユーロドルは下に窓を開けての

オープニングとなり、リスク回避の円高が先行しました。

ただ、その後、黒田日銀総裁が28日のBIS総会のパネル・ディスカッションでインフレ目標の達成に意欲を見せたと

の報道を受けて日銀の追加金融緩和の期待が強まり、円高一服となって推移しています。

この後は、ギリシャ情勢をめぐる不透明感が暫く続くことから、様子見姿勢が広がってこう着状態となって推移する

ものとみられ、ギリシャ関連の報道に警戒が必要となります。

いずれにしても、リスク回避の流れで円高基調が続き、その次に買われやすいのは長期金利が上昇トレンドに入って

きたドルと言えそうです。

なお、今週は、米国で1日にADP全米雇用リポートや6月ISM製造業景況指数、2日には米6月雇用統計の発表など重要イ

ベントが相次ぎ、ドル相場の動向にも変化が出てきそうです。

今日の損益 +1755円








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